「……サリスヴァール」
ふいに、森を凍り付かせる女の声が染み渡った。姿は闇に紛れ、見えない。四方八方から同じような声がいくつも同時に発せられていた。異様にふるえる残響のせいで、どこから声が聞こえているのかも分からない。
「貴方、自分の歳を考えなさい……25歳にもなって今さら高校に入ろうだなんて」
「それだけは言わないでくれええええ!」
号泣するチェシー(25歳)なのであった……。
(完)
<< BACK |
TOP
| 狼TOP
| NEXT
>>

